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よくある質問
夜中に何度も、尿に起きるようになりました。過活動膀胱でしょうか?
就寝中に1回以上排尿に起きる状態を夜間頻尿といいます。1~2回であればよいのですがそれ以上になると、睡眠不足になり日常生活に支障が出てきます。夜間頻尿の原因にはいろいろあり、必ずしも前立腺肥大症や過活動膀胱だけではありません。高齢になってくると夜間の尿量が多くなっている場合があります。これを夜間多尿といい、高血圧、うっ血性心不全、腎機能低下、栄養状態の低下など内科的な異常が原因となっている場合もあります。
尿を足し、トイレから出た後に、チョロチョロと尿が漏れることがあります。ズボンを濡らすことがあり、とても不快です。
排尿後に少量の尿が漏れることを、排尿後滴下といいます。これは比較的若い男性にもみられる症状です。男性の場合、排尿した後でも尿道の中に少量の尿が残ります。それを出そうと陰茎を振るのですが全てを出すことはできません。尿道は陰茎の部分だけではなくその奥にもあります。排尿後に、会陰部(肛門と陰嚢の間)を手で押して尿を出しておくと、排尿後滴下を防ぐことができます。
健康診断にて尿に血が混じっているといわれましたが異常でしょうか?
健康診断で指摘される血尿のほとんどは、顕微鏡的血尿と言われるもので、目で見てはわからないものです。また、明らかに、目で見てわかるほどの血尿は肉眼的血尿と言われます。血尿の原因としては、まったく異常のない場合や、膀胱炎などの炎症や尿路結石などの良性の病気の場合もありますが、見逃してはいけないものに、腎臓がん、尿管がん、膀胱がんなどの悪性の病気があります。悪性の病気の場合、血尿のほかには症状がない場合がほとんどであり、放置すると進行する可能性があります。血尿を指摘されたら、一通りの検査を受けましょう。
精液に血が混じりました。病気でしょうか?
精液が茶色になったり、赤く血が混じることはめずらしい症状ではありません。多くは、前立腺に慢性の炎症がある場合が多いのですが、明らかな病気がない場合もあります。
治療としては、抗菌剤の投与や止血剤の投与が行われますが、時々再発します。ほとんどの場合、心配はないのですが、高齢の場合は、前立腺がんでも精液に血が混じることがありますので早めの泌尿器科受診が必要です。